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円債は底堅い動き

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(以下引用)

ユーロ圏経済減速の影響や円高進行懸念は根強く前場の日経平均<.N225>は小幅続伸。ファナック<6954.T>など中国関連株の一角への物色が指数 上昇を支えたが、低位の復興関連株に短期資金が集中する流れが続いており、主力銘柄の動きは鈍い。「海外勢の小口買いで下げ渋っている。個人の低位株物色 も継続している。ただ上値に対する慎重姿勢は変わっていない。S&Pによる格下げが織り込み済みとはいえ、実際に欧州金融機関への影響が出るのはこれから であり楽観できない」(大手証券エクイティ部)という。

世界的な景気減速への懸念は強まっており、世界銀行は17日、世界成長率見通しを引き下げた。昨年6月時点では3.6%だった成長率を2012年は 2.5%、13年は3.1%に下方修正した。「欧州はリセッション入りしたもようで、複数の主要な途上国(ブラジル、インド、程度は比較的小さいがロシ ア、南アフリカ、トルコ)も成長が鈍化した」と指摘している。

円債市場でも引き続き「安全資産」の国債は底堅い動きを示している。海外市場の流れを継いで国債先物が小反発。現物国債利回りも5年物が低下し、需給主導 の展開が続いた。金利曲線には傾斜化圧力がかかったが、「業者筋の調整的な動きにとどまっており、すう勢的に金利が上昇する局面ではない」(邦銀)とい う。

ドイツ証券の山下周チーフ金利ストラテジストは「あすの5年債や来週の20年国債入札に対する懸念は、30年債に比べれば相対的に小さい。投資家が想定す るレンジ感は下振れしつつあり、押し目買いスタンスで臨むだろう」と指摘。「現時点では、投資家のポジショニングもロングに傾いているとはいえず、需給面 からの調整が起こりにくい」と話した。